これまで、顧客情報や物件情報、売上実績などの営業に関わる情報管理はスプレッドシートで管理していました。

スプレッドシートに各種情報を手動で入力し、グラフを更新する作業は非常に手間がかかります。入力ミスなどのヒューマンエラーも起きるため、業務効率に大きな課題を抱えていました。

販促施策の実施結果もスプレッドシートで管理していましたが、販促費に対する費用対効果の算出をはじめ、データの分析作業に多くの手間がかかっていました。

分析に手間がかかることで検証結果を次の施策に反映させることが難しく、結果として施策の意思決定が遅れることもありました。

当社では、KairosやL-BROSなど複数のシステムを導入していましたが、システム間が連携されていないためそれぞれのシステムに同じ情報を入力する手間が発生していました。

二度手間による業務負荷に加えて、入力ミスによるクレームの発生リスクも高まっていました。

まず、顧客管理や物件管理をkintoneでアプリ化したことにより、正確な情報を一元管理することができるようになりました。

情報入力の手間も軽減された事で営業は本来するべき顧客対応により集中できるようになりました。

また、一元管理された情報はBIツールを介して常にリアルタイムで可視化されるため、経営陣はより戦略的な意思決定を迅速に行うことができるようになりました。

チラシやフリーペーパーなどのQRコードが読み取られた回数や問い合わせ数などをkintoneで一元管理し常にグラフで可視化することで、費用対効果などの効果検証を迅速に行うことができるようになりました。

kintoneアプリに入力した顧客情報は、RPAで以前より導入していたリフォーム管理システム（リクシル　エルブロス）の契約情報と自動連携させることで、アフターフォローの顧客対応品質が向上しました。

また、反響情報の管理に関しても、従来は複数のシステムやサービスに手動で転記する手間がかかっていましたが、反響の取り込みはMAツール（KASIKA）で自動化し、取り込み後の顧客情報への連携はRPAで自動化したことで管理コストを大幅に削減することができました。

今までは、エクセルシート、スプレットシート、L-BROS、サイボウズOffice10、ANDPAD、カイロスなど様々なツールを使って情報共有を行ってきましたが、情報が１つにまとまっておらず、あちらこちらに入力したり、新たにデーターを加工して見える化する必要があり、入力作業がとても煩雑でした。

さくらホームグループはGaroon、kintone、BIツール、RPAを上手く連携させることですべての課題が解決できる提案をしてくれました。

引き続き、kintoneのカスタムアプリ開発によってシステム化する業務の範囲を更に広げていく予定です。

また、アプリに蓄積された情報をより営業活動やルーチン業務の改善に活かすため、社内システムの全体構成を整備する予定です。